港町の高雄(たかお=カオション)では港町ならではな浜辺でサンセットが楽しめる場所がいくつかあります。そのうちの一つで宿泊もできる西子灣をご紹介。
西子灣の読み方は?
日本語の表現では西子湾と書いて、「せいしわん」と読むそうですが、中国語の発音をカタカナで表すと、「シーヅーワン(Sizihwan)」となるそうです。
西子灣ってどんな所?
高雄の西端にあり、台湾海峡に通じる湾一帯の景勝地(けいしょうち)で西子灣とよばれている場所が今回オススメのスポット。
↑↑場所は高雄の中心街から電車でも行けるこのあたり。地下鉄の終点、西子灣駅で降りたら歩いて行ける距離にあります。
我が家では、高雄で滞在中一度は訪れる観光スポットで、子どもたちはのんびり浜辺で砂遊びができ、夕方には大きな太陽のサンセットを望めるいい場所です。
水平線近くには、高雄港に向かう船や出発した大きな貨物船がいつでも多く行き交い、活気ある様子が伺えます。
海風が横切る浜辺に身を置き、ゆっくり移動する貨物船を横目にサンセットをのんびり眺めて過ごす。
南国の高雄ではオススメの過ごし方です。
海や自然に囲まれてサンセットを見ているだけで、改めて高雄へ来てよかったと思える一瞬ですね。この写真を撮影したのが2018年3月30日のこと。
日本ではまだまだ寒い時期ですが、台湾の中でも南に位置する高雄の海辺では、サンセットが見られる時間は薄手の服でちょうどいい気候でした。
国立中山大学のキャンパス内にある西子灣沙灘會館が隠れた名ホテルだった
西子灣の中心には台湾が誇る国立中山大学があり、そのキャンパス内にオススメのホテルがあります。
西子灣沙灘會館という一見渋い名称ですが、英語圏の名称はSizihwan Sunset Beach Resort(シーヅーワン サンセット ビーチ リゾート)となります。
もともとこの中山大学OBが使っていた建物で、それを一般の人でも泊まれる宿泊施設として開放されたものということで西子灣沙灘會館が西子灣で唯一のリゾートホテルになります。
海辺の方から見た西子灣沙灘會館(シーヅーワン サンセット ビーチ リゾート)の建物外観です。
元が学校の建物ということで、会議室などもあり、一見ホテルには見えない感じもしますね。
3階建ての比較的小規模なホテルになりますが、レストランでは美味しい中華料理を堪能できます。
ホテルの入口になり、車で来る人はこの入口周囲近くに駐車出来るスペースが数台分だったと思いますがありました。
ここはホテルの建物に併設されたガラス張りの結婚式チャペルで、海に面したビーチウェディングも行われるステキな空間になっています。
屋外には結婚披露宴の広場もあって、美しい海を眺めながら、南国のビーチ気分を存分に堪能できますね。
西子灣沙灘會館ホテル室内の様子をご紹介
家族で西子灣沙灘會館ホテル泊まった際に撮影した室内のご紹介!
ベッドルーム
子供含め5人で宿泊したホテルの室内。この部屋から望めるベランダは、浜辺と反対側だったので、大学キャンバスを行き交う人達、バイクの音がよく聞こえてきました。
大学で宿泊?しているような不思議な立地のホテルと言う感じを実感しました。
バスルーム、トイレットの水回り
水回りのトイレ、シャワールームは五つ星ホテル並にキレイで広々だった印象です。
バスタブだってこのとおり。広々で思う存分泡風呂が楽しめました。
西子灣沙灘會館プライベートビーチは宿泊しなくてもOK?
浜辺には誰でも使えるビーチの他に、このホテルが所有権をもつプライベートビーチがあります。
プライベートビーチ内には暑い日差しを遮るパラソルと、落ち着いてのんびり過ごせるベンチが併設されており、南風が心地良い南国リゾート感をたっぷり堪能できるスペースになっています。
これはさすがに宿泊者専用ですよね?って思ったら!
西子灣沙灘會館のレストランを利用するだけでもOKとのことなので、日帰りでランチやディナーを食べて、そのあとのんびり浜辺でくつろぐのも全然ありな感じがしました。
ご覧の通りでプライベートビーチが眼前に広がります。
西子灣沙灘會館のレストランはどんな感じ?
西子灣沙灘會館のレストランは中華料理専門で、ランチおよびディナーを提供しています。
レストラン店内はこんな様子です。
ディナーでオーダーしたお料理4品
1品目:海鮮味噌汁
日本のものとはちょっと違っていたかもですが、まずまず美味しかったです。子供も喜んで飲み干しました。
2品目:海鮮焼きうどん
海の幸を野菜と一緒に炒めた文句なく美味しい一品でした。
3品目:ソース焼きそば
若干太めの麺でできているソース焼きそば。日本の富士宮焼きそばに近い感じかもしれませんが、こちらも満足のお味でした。
4品目:チャーハン
子供がいるとどうしてもそこが基準になるので、定番料理ばかりですが、こちらのチャーハンもかなりの美味でした。
ホテルで迎えた朝の浜辺
翌朝晴れて、清々しい浜辺の様子。山の手前、奥の方に見える建物は國立中山大學海洋科學學院です。
ホテルの朝食が想定外の素晴らしさだった
ホテルではビュッフェ(バイキング)形式が多いですが、ここではバランスの取れた組み合わせのかなりステキな朝食でした。
それがこちら。
朝からテンション上がるパーフェクトなブレックファースト。お世辞抜きでホンマに美味しかったです。
周辺情報
西子灣沙灘會館から英國領事館まで徒歩で10分。
壽山國家自然公園まで徒歩で20分。
フェリーに乗り、旗津老街や旗後砲台などもその日のうちに十分見て回れるでしょう。
まとめと感想
大学キャンパス内にあるちょっとかわった立地のホテルですが、そのおかげで外界から守られているプライベートスペースで過ごすような感覚のひと時を過ごすことができました。
墾丁リゾートは台湾でもっとも最南端で、もっとエキゾチック感がありますが、遠いから気軽には行けません。
西子灣なら、高雄駅からタクシーで約15分、電車で約35分で行けちゃいます。
高雄に行ったら南国のリゾート感を堪能できるオススメスポット。
レストランで食事だけでもOK、中華料理も朝食もとても美味かったです。
地図:鼓山区高雄海林第51号(中山大学)(google地図)