高雄では有名なお寺の一つ。地元民だけが行けるディープなエリアもご紹介。
高雄の道教の聖地といえば「三鳳宮」
道教の聖地のひとつで清朝皇帝12年(1673年)に建てられ南部では最大の寺「三鳳宮(さんほうきゅう Sān fèng gōng)」。
大型観光バスで参拝に来る団体さんがお詣りに来ているので、いつも大勢の人で賑わっている有名なお寺です。
三鳳宮の正面玄関
横に広がる階段には、昼夜問わずいつも地元の人が腰掛けゆったりした時間が流れています。
台湾では日常の建造物と人のゆっくり流れる時間が、日本で見ることができない、とても新鮮に思える景色となり広がっています。
三鳳宮の中庭的なエリアの眼前を覆う提灯
下から見ると空を覆う提灯に一瞬我を忘れ、とにかくシャッターを切らなくては!となり、その場を離れられなくなります。
これほどの数の提灯は滅多にお目にかかれないでしょう。
三鳳宮の中庭的なエリア提灯を上から撮影
お寺の建物2階から撮影したところ。
目線より若干したになり、地面が提灯に覆われたように見てる不思議な光景になります。
さらに三鳳宮の3階から撮影してみました。
映画のワンシーンにも見えてくるほど観光客には日常離れした景色が広がり、これを見るためだけでも訪れる価値があります。
ド派手できれいな三鳳宮の一部近撮
歴史あるお寺ですが、とてもキレイに修繕が施されていて、多くの人に愛されていることを実感できます。
エンターテイメント施設のテーマパークでは、とても超えることができない空間が台湾の日常に溶け込んでいました。
三鳳宮の光明燈殿
三鳳宮のお寺建物階段で上に登ると、光明燈殿という場所があります。
ここは地元の人以外そんな場所があることも気づかず、また気づいても入っていいものか躊躇するようなひっそり静かなエリアになります。
中に入るとこの通り。
沢山の光り輝く電灯が回転する柱に灯され、その一つ一つに名前が刻まれています。
年間300元でこの柱に名前を刻み入れてもらうことができ、操作盤で自分の番号を入力すると、音声とともに自分の名前が呼び出され、どこにあるのかを点滅して示してくれます。
一見アナログ感の強い地元民に愛されるお寺でこんなハイテク?にお目にかかれるとは全くの想定外でした。
台湾独特な占い(ポエ占い)方法とその手順とは?
大きさは数センチから数十センチと様々ですが、台湾ではどこのお寺でも目にすることが出来るポエ。
擲筊 ・・・台湾独特な占い方法(ポエ占い)
- 筊杯を手の平に置きます
- 神様に自分の氏名、生年月日の時、年、住所を知らせて、願い事を示します
- 原則一つの事尋ねて、述べる時は条理に応えて簡潔にまとめて尋ねる
- 完了後を告げて、数十秒先にしばらく待ってから地面に落とす
- 落とすとき、眉間に軽く当ててから、やや上の方から落とします
結果を知るときの見方
聖筊:一つ表と一つ裏の場合、これは「良し、OK、賛成」という意味
笑筊:2つとも裏の場合、これは「まあまあ、可も不可」聞く側すでに決意した事に対してアドバイスは保留
陰筊:2つとも表の場合、これは「ダメ、いけない事、やめた方がいい、否定」という意味
三鳳宮の裏手
三鳳宮の裏、初めて裏から回って行きました。
運が良ければお神輿や大量の爆竹の爆音に出会えるかも。迫力ありますよ♪
三鳳宮の最寄り駅「三塊厝車站」
高雄駅からでも行けますが、「三塊厝車站」の方が近いのでオススメです。
駅から徒歩7分、途中「三鳳中街」と「三民市場」が近くなので、時間をとって一緒に観光すれば一石二鳥♪いや三鳥です。
夜の三鳳宮
夜になるとお寺の前の広場には地元の人がのんびり階段に座って佇んでいるのがここの日常です。
まとめと感想
暑い日は大変なのでオススメしませんが、三鳳宮から歩いて15分で世界的で2番めに美しい駅として有名な美麗島駅へ行くこともできます。
美麗島駅は高雄で有名な青空観光夜市の六合夜市の最寄り駅でもあります。
今まで何度となく訪れてきた三鳳宮ですが、以前の家から一番近くのお寺ということもあり、地元過ぎて記事にすることも思いつかないほど日常生活圏内にありました。
少し離れて高雄を見渡してみても、やはり高雄エリアでは外すわけにはいかず、ようやくこうして紹介することが出来ました。
台湾第二の都市「高雄」へお越しの際には、ぜひ訪れていただきたい、そして高雄の地元民の心の拠り所の一つをぜひ体験してください。
地図:807高雄市三民區河北二路134號(google地図)
電話: 07-287-1851