【2025】三鳳宮は高雄で一番有名な地元お寺なので久しぶりに訪れました

三鳳宮(さんほうきゅう、さんほうぐう)は高雄で最も有名なお寺です。昼間の様子から最高にばえる夜のライトアップシーン、お参りの仕方、地元民だけが行けるディープなエリア、お土産が買える文創区もご紹介します。どうぞ最後までお付き合いください。
高雄で道教の聖地といえば「三鳳宮(さんほうきゅう、さんほうぐう)」
道教の聖地のひとつで清朝皇帝12年(1673年)に建てられ南部では最大の寺「三鳳宮(さんほうきゅう Sān fèng gōng)」。
大型観光バスで参拝に来る団体さんがお詣りに来ているので、いつも大勢の人で賑わっている有名なお寺です。
三鳳宮のライトアップ
日本のお寺は夜ひっそり静まり返るイメージですが、台湾のお寺は夜こそ本領発揮のライトアップがされるので、夕暮れ以降に行かれることをオススメします。
三鳳宮は高雄の町中にあり、夜でも人が多いエリアなので、怖いことも全く有りませんでした。

三鳳宮夜の提灯
三鳳宮の正面玄関
横に広がる階段には、昼夜問わずいつも地元の人が腰掛けゆったりした時間が流れています。
台湾では日常の建造物と人のゆっくり流れる時間が、日本で見ることができない、とても新鮮に思える景色となり広がっています。
三鳳宮の中庭的なエリアの眼前を覆う提灯
下から見ると空を覆う提灯に一瞬我を忘れ、とにかくシャッターを切らなくては!となり、その場を離れられなくなります。
これほどの数の提灯は滅多にお目にかかれないでしょう。
三鳳宮の中庭的なエリア提灯を上から撮影
お寺の建物2階から撮影したところ。
目線より若干したになり、地面が提灯に覆われたように見てる不思議な光景になります。
さらに三鳳宮の3階から撮影してみました。
映画のワンシーンにも見えてくるほど観光客には日常離れした景色が広がり、これを見るためだけでも訪れる価値があります。
ド派手できれいな三鳳宮の一部近撮
歴史あるお寺ですが、とてもキレイに修繕が施されていて、多くの人に愛されていることを実感できます。
エンターテイメント施設のテーマパークでは、とても超えることができない空間が台湾の日常に溶け込んでいました。
三鳳宮の中庭エリア提灯夜のライトアップ
明かりの灯された無数の提灯は、体感しないと分からなかった幻想的異世界体験でした。
改めて台湾のお寺は夜が良いと実感します。

三鳳宮ライトアップ
ド派手できれいな三鳳宮の一部近撮
歴史あるお寺ですが、とてもキレイに修繕が施されていて、多くの人に愛されていることを実感できます。

エンターテイメント施設のテーマパークの偽物では、とても超えることができない空間が台湾の日常に溶け込んでいました。

日本では決して出会えない、最高にばえてます。夜の三鳳宮、2Fからの様子。
三鳳宮の参拝方法

台湾のお線香は日本のに比べるととっても長いです。
そして芯(細い木材)があるので、折れたりしません。

三鳳宮のお線香でお参りの様子
ステップ 1
中央の祭壇に行き、左側に元帥、福の神、右側に朱聖皇后を礼拝します。香炉に線香を3本お供えします。
ステップ 2
仏殿に行き、左側に釈迦如来と観音菩薩、右側に文殊菩薩、左右に守護者を祀ります。本炉に線香が3本、香炉には1本のお線香をお供えします。
ステップ 3
天宮に行き、天宮香炉へ3本の線香をお供えし、南都香炉と北都香炉へ1本ずつお線香をお供えします。
ステップ 4
香炉に1本のお香、光明堂香炉に1本のお香、以上合計18本のお香をお供えし、金を入れます。
台湾では、金紙という燃やす紙を購入し、それを燃やすことでお金を仏様へお届けすることをします。

金紙
楽天で売っていましたが、お寺でも住職さんがいる時間はそこで買うことができます。

金紙の場所
ステップ 5
約5分後にお線香は燃え尽き、お参り終了となります。
簡易的なお参り
夜などお寺の住職さんがお留守のときは、簡易的な方法でお参りしましょう。
その場合は6本のお線香をもってお参りします。
お線香は通常金紙など購入時にお寺からいただくこともありますが、誰もおらず簡易的なお参りの場合は、無料でお線香をありがたく頂戴し、お参りをするそうです。
6箇所の順番は、看板がありましたので、こちらに掲載しておきます。

三鳳宮参拝
三鳳宮の光明燈殿
三鳳宮のお寺建物階段で上に登ると、光明燈殿という場所があります。
ここは地元の人以外そんな場所があることも気づかず、また気づいても入っていいものか躊躇するようなひっそり静かなエリアになります。
中に入るとこの通り。
沢山の光り輝く電灯が回転する柱に灯され、その一つ一つに名前が刻まれています。
年間300元でこの柱に名前を刻み入れてもらうことができ、操作盤で自分の番号を入力すると、音声とともに自分の名前が呼び出され、どこにあるのかを点滅して示してくれます。
一見アナログ感の強い地元民に愛されるお寺でこんなハイテク?にお目にかかれるとは全くの想定外でした。
三鳳宮 文化創意館(文創区)
2024年3月訪れると、文化創意館(文創区)というお土産SHOPができていました。


三鳳宮文創区
いろいろなものがありますので、見ていて楽しくなります。

三鳳宮-文化創意館

三鳳宮-文化創意館2
台湾独特な占い(ポエ占い)方法とその手順とは?
大きさは数センチから数十センチと様々ですが、台湾ではどこのお寺でも目にすることが出来るポエ。
擲筊 ・・・台湾独特な占い方法(ポエ占い)
- 筊杯を手の平に置きます
- 神様に自分の氏名、生年月日の時、年、住所を知らせて、願い事を示します
- 原則一つの事尋ねて、述べる時は条理に応えて簡潔にまとめて尋ねる
- 完了後を告げて、数十秒先にしばらく待ってから地面に落とす
- 落とすとき、眉間に軽く当ててから、やや上の方から落とします
結果を知るときの見方
聖筊:一つ表と一つ裏の場合、これは「良し、OK、賛成」という意味
笑筊:2つとも裏の場合、これは「まあまあ、可も不可」聞く側すでに決意した事に対してアドバイスは保留
陰筊:2つとも表の場合、これは「ダメ、いけない事、やめた方がいい、否定」という意味
三鳳宮のお守り
これは後日、台湾のお母さんが送ってくれました。お母さん、ありがとう~謝謝。
やはり日本とは違う形状で、薄い作りになっているのでお財布に忍ばせるにはもってこいですね。
これ、無料で頂いたそうですが、地元民ならでは?ということなのかもしれませんが、より詳しい状況分かり次第追記いたします。
三鳳宮、旧暦元旦の記念お守り
旧暦のお正月にお参りへ行くと、記念の御守を拝受でき、以前送付頂いたら豪華な巾着入でした。

三鳳宮記念御守
中には黄金に輝く昇り龍硬貨の中央は、台湾の1元硬貨が封印されていました。

三鳳宮記念御守中身
何とも金運UPの予感たっぷりな御守です。
三鳳宮の裏手
三鳳宮の裏、初めて裏から回って行きました。
運が良ければお神輿や大量の爆竹の爆音に出会えるかも。迫力ありますよ♪
三鳳宮の最寄り駅「三塊厝車站」
高雄駅からでも行けますが、「三塊厝車站」の方が近いのでオススメです。
駅から徒歩7分、途中「三鳳中街」と「三民市場」が近くなので、時間をとって一緒に観光すれば一石二鳥♪いや三鳥です。
夜の三鳳宮
夜になるとお寺の前の広場には地元の人がのんびり階段に座って佇んでいるのがここの日常です。
まとめと感想
暑い日は大変なのでオススメしませんが、三鳳宮から歩いて15分で世界的で2番めに美しい駅として有名な美麗島駅へ行くこともできます。
美麗島駅は高雄で有名な青空観光夜市の六合夜市の最寄り駅でもあります。
今まで何度となく訪れてきた三鳳宮ですが、以前の家から一番近くのお寺ということもあり、地元過ぎて記事にすることも思いつかないほど日常生活圏内にありました。
少し離れて高雄を見渡してみても、やはり高雄エリアでは外すわけにはいかず、ようやくこうして紹介することが出来ました。
台湾第二の都市「高雄」へお越しの際には、ぜひ訪れていただきたい、そして高雄の地元民の心の拠り所の一つをぜひ体験してください。
地図:807高雄市三民區河北二路134號(google地図)
電話: 07-287-1851
営業時間: 5:00~22:00(日本時間:6:00~23:00)