台湾へ行っていた時に気づいたDP2MerrillのRAWデータことx3fファイル。
その後の現像が楽しくなって高雄滞在中、バッテリーとSDカードの容量が許す限り撮影したときのフォトから。
台湾、高雄で赴くままにDP2Merrillで撮影
昼間、ある日の港町
x3fファイルがPhoto Proで色々いじれても、いじりすぎるとその時点で画像が破綻することもあります。
上記はx3fファイルと一緒に保存していたJPGファイルをPhotoshopで開いてCamera Rawフィルターをかけたもの。
DP2 Merrillは撮って出しJPGってとても使えない、みたいなことを散見しますが、日中光量があるときは、JPGファイルを微調整で十分にバランスよく仕上げられます。
そんなときの撮影は手ぶれ補正の必要性は皆無でビシッとピントがあってくれるので、最低限な機能のDP2でも十分です。
浜辺のサンセット
夕方、日暮れ時。
この手のシチュエーションではPhoto ProでX3 Fill Lightのパラメーターをいじりすぎると、太陽周辺がとたんにおかしくなります。
よってこれもJPGをPhotoshopのCamera Rawフィルターで処理した一枚。
改めてよく見ると、砂浜の色が赤かったり、緑がかっていたりと若干破綻気味でした。
地元民が集う午後の三鳳堂(さんほうどう)
高雄では有名な三鳳堂(さんほうどう)正面を流れる川岸から撮影。
PhotoshopのCamera Rawでちょっといじりすぎて、空も若干暗めにしてしまった。
水面に写っている空のほうが明るかったりして…。
お寺の細かい部分の表情が見て取れるのは、DP2 Merrillでの撮影が生きる1枚です。
日本でおなじみヤマト便の台湾版です
台湾では日本ほど正確に宅配便が届くイメージが無いようですが、ヤマト便はこちらでも大活躍です。
制服も日本と同じで、日本ブランドは宅配においても信頼の証。
トラックに表示されている台湾のヤマト便ホームページアドレスが面白いです。
「http://www.t-cat.com.tw」こちらにリンクしておきます。
上記はPhoto Proで現像書き出しそのまま。
パラメーターはこんな感じで、X3 Fill Lightは0.8、建物内部の暗がりの表情を出すべくコントラスト-0.9、シャドウを1.2にしてHDR気味な現像。
高雄の大きな通りに面した歩道にて
看板が多く有るこんなロケーションはDP2 Merrillで撮影すると、後でいろいろな発見ができる楽しい1枚です。
ほぼ中央をにある牛肉麺のお店の電話番号を知りたい!というときは、拡大表示で寄ってみます。
Photoshopで100%表示した画面をスクリーンショットした一枚。
はっきり七桁の電話番号が確認できますね。
よく見たら自動車ナンバー上の「高雄市」まで認識できます。
100%表示でこの解像感は、フォビオンセンサーならではの表現力の凄さを感じる所。
勿論フルサイズの高解像度ベイヤーセンサーのカメラを携えていれば、それ以上に高解像度な結果を得られると思いますが、コンデジのコンパクトなボディでここまで記録できるのは驚異的です。
まとめと感想
SIGMA DP2 Merrillは、コンパクトカメラとしては大きめボディですが、Merrillシリーズの中ではコンパクトなほうなので、持ち歩きやすいカメラです。
35mmカメラ換算有効画角が約45mmの標準的な画角で切り取る画面は、そのままで気持ちよく見られる構図になります。
普段一緒に持ち歩きのiPhone6s Plus(28mm)のほうが広めなので、シーンによってはもう少し広い画角が欲しくなりますが、日常を切り取るにはちょうどいい画角なのかもしれません。
追伸
DP2 Merrillを落下で損傷…。
修理に出しましたがその後購入したがdp0(ディピーゼロ)。
2台持ちはやはりかさばるので、dp0で歪みのない広大な画角を楽しみつつ、DP2 Merrillが修理から帰ってくるのを待ちたいと思います。