自分のスマホを台湾で使える?最も簡単な方法から最安の方法、渡航歴20年の実体験まとめ

自分のスマホって台湾でも使えるのだろうか?!そのままでも大丈夫?

2024年、日本の主要キャリア(ドコモ、AU、ソフトバンク)では、販売店やネットで事前に海外で使いたい旨を伝えれば、そのまま繋がりますが、まず自分がどんなプランで使っているかを確認しておきましょう。

契約内容によっては数日で一万円を超えてしまうこともあるので、安く済ませる方法をタイプごとにご紹介しておきます。

台湾渡航歴20年超えの管理人が最新2024年の状況まで詳しく解説しますので、どうぞ最後までお付き合いください。

 

台湾でスマホを使う最もシンプルな方法とは?

日本で使っているスマホをそのまま持ち込んで使用する。

これが最もシンプルで、数日の台湾旅行では両親のスマホは概ねそのままでした。

理由もシンプル、面倒が無いから。

しかしこれは2泊3日とか、3泊4日だったということがあり、それ以上台湾へ滞在する我が家は必ず現地のSIMを空港で購入しています。

以前はドコモのスマホを持って海外へ行き、そのまま日本と変わりなく使った場合、1日2980円かかりました。

一番面倒がない方法の代わりに高い通信費がかかるということです。

2024年ドコモ「世界そのままギガ」サービスとは

2024年状況が変わり、ドコモの場合は「世界そのままギガ」というサービスを利用すれば1時間200円~1週間5280円まで、リーズナブルになっています。

自分は多少の面倒があっても、できるだけ安くしたい派なので、そのまま利用することはやはりしません。

日本のSIM契約をそのまま、海外でローミングをオンにするのも、日本へ戻ってきて設定を戻し忘れた!なんてこともありそうで、やはり抵抗があります。

ポケットWi-Fiで、便利にみんなで通信シェア

海外へ行くときはポケットWiFiがオススメ!という記事をよく見かけます。

ポケットWi-Fiは国内で事前に準備ができるので簡単便利リーズナブルに海外の通信をサポートしてくれる強い味方。

また、テザリング元(持って歩くアクセスポイント)として一台あればいいので、旅仲間みんなで共有して使うこともできます。

しかし、私個人的にはポケットWi-Fiはおすすめしません。

まず小さくとも端末が増えるのは、旅先で面倒や心配が増えることになります。

また旅仲間で共有できても、一人トイレに行ったり、素敵な景色をちょっと撮影、ではぐれてしまったら通信ができず、かなり心細い状況になります。

現地プリペイドSIMの購入

Wi-Fi端末が増えることもなく、スマートに海外通信を実現できる方法です。

現地のSIMに差し替えて通話、通信を使い放題。

これが最もおすすめのプランで、安心して通信・通話を安心して格安で使うことが出来ます。

デメリットは以下2点

1. もとの電話番号が使えなくなる。

SIMを差し替えるので、日本で使っていた番号のSIMは使えなくなります。とはいえ、今どきLINEがつながれば事足りることが多いのでは無いでしょうか。SIMを買えてもLINEは繋がりますので、自分はほぼ問題ありませんでした。

2. ショートメールが使えなくなる。

連絡帳の中でわずかでもガラケーの人がいて、時折ショートメールで連絡が来る、ってことありますか?

自分は過去何度かありましたが、SIMを差し替えている間はショートメールでやり取りができなくなります。

海外でのショートメールは一通あたり100円になることもザラなので、出来なくてもいい、と割り切るか、事前にショートメールが使えなくなることを知らせておけば問題ないでしょう。

最安プランのデメリット回避するには?

2台持ちになるのでスマホ1台増えてしまいますが、シムフリーの予備スマホを持っていけば、日本のSIMも差したまま、台湾のSIMも使うことができます。

今は一台のスマホでデュアルSIMトレーがある端末やeSIMといって物理SIMでない方法で通信契約を増やせる端末(iPhoneの場合2018年に発売されたiPhone XR・iPhone XSシリーズ以降のモデル全て)もあります。

そうすればSIMを差し替える必要がないので、最安プランのデメリットは回避でき、ショートメールを使いたいときでも問題ありません。

台湾で契約するおすすめキャリアは?

日本同様に台湾でもキャリアを選べます。

最もメジャーな台湾キャリアは「中華電信」。

日本で言うドコモ的キャリアで、他のキャリアではテザリングができない場合もあるので、経験的にはここが一番おすすめです。

テザリングができると、iPadもネットに繋ぐことができるので、そんな方には特にオススメですが、そうでもなければ他のキャリアでも問題ないでしょう。

まとめと感想

以前は台湾の空港でSIMを差し替えるのが常でしたが、最近ではAmazonで事前に安く中華電信のSIMを購入できるので、とても便利になりました。

ただしこの方法は端末に設定方法が異なり、スマホ設定が苦手な人には現地でSIMをお店の人に差し替えてもうほうが間違い有りません。

Amazonレビューでも、せっかく事前に購入したのに繋がらなかった、という人も見受けられましたので、心配な人は現地で購入しましょう。

うちの嫁も台湾現地でWi-Fiの繋がる所からヘルプのLINEがきて、こちらで接続フォローしました。※フォローした内容はこの下スクロールでご覧ください。

↓↓一日1GBで十分という人(調べ物や、メールとSNSを時折チェック)は以下を↓↓

↓↓一日2GBは欲しいという人(調べ物の他にオンラインゲームや動画視聴する)は以下を↓↓

購入したSIMの設定方法

購入したら、SIMのネットワーク設定を台湾現地入りしてから行います。

2024年、10日分のSIMを3枚購入、iPhoneでおこなった設定内容。

iPhoneは、XS、13、14 Proと3機種のSIMを事前アマゾン購入の台湾SIMへ差し替えた際の設定です。

機種によって若干挙動がことなりましたので、参考にされてください。

Amazon事前購入の方は、このページをスマホでブックマークし、Wi-Fiがつながる所で内容をチェックしながら行うか、事前にこのページの内容をエバノートなどにダウンロード保存してオフラインでも見られるようにしとくと良いかもしれません。

アンドロイドの場合も、同じ様な設定で乗り切れると思いますので、こちらも参考にされてください。

ポイントはAPN設定と4G設定

iPhoneで以下の台湾SIM設定を行う場合、日本でのSIMが格安SIM等の場合はその設定が後で分かるようにスクリーンショットやメモなど残しておきましょう。日本へ戻ってきてSIMを入れ替えた時に必要になります。

では設定内容説明します。

01-iPhoneのモバイルデータ通信の設定

「設定」を開きます。
「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」をタップします。iOSのバージョンによって表記が変わるようです。

表示された画面の一番上、APNを「mobile」に変更。

iPhoneで台湾SIMを使うときの設定画面
02-ローミングオン

通信のオプションがローミングオフになっていたら、オンにします。

台湾SIMデータローミング設定
03-通話とデータ

ローミングをオンにして、「通話とデータ」5Gオートの表示の場合、4Gへ変更。

※機種によってはそのままでのOK。今回の検証ではiPhone13は5GオートでもOK、iPhone14 Proは4Gへ変更しました。

04-通信の確認

FREEWi-Fiなど使用していたら、一旦Wi-Fiオフにして、繋がるか確認してみましょう。

繋がらない場合は、iPhoneの電源長押しで再起動をしてみてください。

地元でSIM(シム)を購入してセットアップまでお願いしたい人向け

2024年は為替の影響も有って一週間から2週間まではアマゾンで事前に購入しておくほうが安いですが、設定方法が心配な人は台湾現地SIMオススメします。

使い切り台湾でSIM(シム)を購入するのがそこそこ安く、何より設定を店員さんが全部やってくれるので、とても楽ちんです。

台湾の松山空港、桃園空港など、空港のキャリアカウンターで、宿泊日数に合わせて必要なプリペイドSIMを購入しましょう。

iPhone、AndroidともにSIMの差し替えはショップでやってくれますから心配いりません。

簡単な英単語のやり取り、場合によっては簡単な日本語でもOKな場合もあります。

4日で230元ですから、日本円で1000円程度でした。※2018年

それでほぼ使い放題でしたから、ポケットWi-Fiより全然オススメでしょう。

差し替えた日本のSIMは小さいビニール袋に入れてくれるので、ぜ~~ったい無くさないようにしましょう。

日本へ戻ったらこれを自分で入れ替える必要があって、台湾で使っていたSIMを取り出し、docomo(AUやソフトバンクも同様)のSIMを入れ直します。